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2025.07.19

【池袋 歯周病専門治療】
奥歯の歯ぐきの違和感、放置していませんか?

治療前

治療後

~根分岐部病変のリスクと抜歯を回避する最新治療~

「奥歯の歯ぐきが腫れている気がする」「歯磨きしにくい場所がある」

そんなお悩みを感じている方、それは根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)の前兆かもしれません。

根分岐部病変は、大臼歯(奥歯)の歯周病が進行して起こる症状で、放置すると抜歯のリスクが高くなる重度の病態です。

今回は、実際の治療例とともに「どんな症状なのか?」「治療法はあるのか?」を池袋の歯科医が詳しく解説します。

根分岐部病変とは?

奥歯は、2〜3本の根が分かれている「多根歯(たこんし)」です。

その分岐点(根分岐部)にまで歯周病が進行すると、炎症が慢性化しやすく治癒が困難な病変になります。

なぜ治りにくいのか?

  • 複雑な歯の根の構造がプラークを溜めやすい
  • 通常のブラッシングが届きにくい
  • 外科処置の難易度が高く、熟練した技術が必要

進行を許すと「慢性炎症→骨吸収→動揺→抜歯」へと進展します。

放置した場合のリスクと予後

国内外の研究では、以下のようなデータが報告されています。

Class II〜III(中~重度)の根分岐部病変を放置した場合

  • 5〜10年以内に37〜50%が抜歯に至る(※1)
  • 改善が困難で、再発率が高い(※2)

定期的なメインテナンスを受けていない場合

  • 歯の喪失リスクが4倍以上に増加(※3)

根分岐部病変の治療法

根分岐部病変は、進行度(Class I〜III)に応じて以下のような治療を選択します:

分類 主な治療内容 概要
Class I(軽度) 歯周基本治療 スケーリング、ルートプレーニング
などの非外科的処置
Class II(中等度) 歯周外科処置 フラップ手術により分岐部の直接清掃、
骨補填の併用
Class III(重度) ヘミセクション
・抜歯
根を分割し保存、
もしくは抜歯+補綴再建

池袋院での症例紹介

グランドメゾンデンタルクリニックでは、歯周病専門医がマイクロスコープと歯科用CTを駆使し、根分岐部病変への適切な診断・治療を行っています。

  • 重度病変にも対応
  • 抜歯回避のための「ルートセパレーション+補綴設計」

歯を残すためにできること

  1. 早期発見・早期治療
    違和感があれば放置せず、まずは精密検査を行います。

  2. マイクロスコープを用いた精密除去
    通常では見えない部位の歯石・感染源を徹底除去します。

  3. 骨再生療法(GTR法・エムドゲインなど)
    歯槽骨の再建を図り、機能の回復をめざします。

  4. 定期的なSPT(サポーティブ・ペリオ・テラピー)
    治療後の再発を防ぐためのメンテナンスが重要です。

グランドメゾンデンタルクリニックの取り組み

  • 池袋駅西口より徒歩5分
  • 完全個室診療・精密診断対応
  • マイクロスコープ常設・歯周外科対応
当院では「歯をできる限り残す治療」にこだわり、根分岐部病変に対しても保存的アプローチを優先しています。

ご予約・ご相談

「奥歯が腫れている気がする」「他院で抜歯をすすめられたけど迷っている」

そんな方は、一度当院のセカンドオピニオンをご利用ください。

📞 お電話または[公式Webサイト]からご予約いただけます。

参考文献

※1: Nibali et al. (2021). Long‑term prognosis of teeth with class III furcation involvement

※2: Avila et al. (2014). Longevity of multi‑rooted teeth with furcation involvement

※3: Miyamoto et al. (2017). Tooth loss risk in patients without regular periodontal therapy