【池袋 歯周病専門治療】
奥歯の歯ぐきの違和感、放置していませんか?
治療前

治療後

~根分岐部病変のリスクと抜歯を回避する最新治療~
「奥歯の歯ぐきが腫れている気がする」「歯磨きしにくい場所がある」
そんなお悩みを感じている方、それは根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)の前兆かもしれません。
根分岐部病変は、大臼歯(奥歯)の歯周病が進行して起こる症状で、放置すると抜歯のリスクが高くなる重度の病態です。
今回は、実際の治療例とともに「どんな症状なのか?」「治療法はあるのか?」を池袋の歯科医が詳しく解説します。
根分岐部病変とは?
奥歯は、2〜3本の根が分かれている「多根歯(たこんし)」です。
その分岐点(根分岐部)にまで歯周病が進行すると、炎症が慢性化しやすく治癒が困難な病変になります。
なぜ治りにくいのか?
- 複雑な歯の根の構造がプラークを溜めやすい
- 通常のブラッシングが届きにくい
- 外科処置の難易度が高く、熟練した技術が必要
進行を許すと「慢性炎症→骨吸収→動揺→抜歯」へと進展します。
放置した場合のリスクと予後
国内外の研究では、以下のようなデータが報告されています。
Class II〜III(中~重度)の根分岐部病変を放置した場合
- 5〜10年以内に37〜50%が抜歯に至る(※1)
- 改善が困難で、再発率が高い(※2)
定期的なメインテナンスを受けていない場合
- 歯の喪失リスクが4倍以上に増加(※3)
根分岐部病変の治療法
根分岐部病変は、進行度(Class I〜III)に応じて以下のような治療を選択します:
| 分類 | 主な治療内容 | 概要 |
|---|---|---|
| Class I(軽度) | 歯周基本治療 | スケーリング、ルートプレーニング などの非外科的処置 |
| Class II(中等度) | 歯周外科処置 | フラップ手術により分岐部の直接清掃、 骨補填の併用 |
| Class III(重度) | ヘミセクション ・抜歯 |
根を分割し保存、 もしくは抜歯+補綴再建 |
池袋院での症例紹介
グランドメゾンデンタルクリニックでは、歯周病専門医がマイクロスコープと歯科用CTを駆使し、根分岐部病変への適切な診断・治療を行っています。
- 重度病変にも対応
- 抜歯回避のための「ルートセパレーション+補綴設計」
歯を残すためにできること
- 早期発見・早期治療
違和感があれば放置せず、まずは精密検査を行います。 - マイクロスコープを用いた精密除去
通常では見えない部位の歯石・感染源を徹底除去します。 - 骨再生療法(GTR法・エムドゲインなど)
歯槽骨の再建を図り、機能の回復をめざします。 - 定期的なSPT(サポーティブ・ペリオ・テラピー)
治療後の再発を防ぐためのメンテナンスが重要です。
グランドメゾンデンタルクリニックの取り組み
- 池袋駅西口より徒歩5分
- 完全個室診療・精密診断対応
- マイクロスコープ常設・歯周外科対応
ご予約・ご相談
「奥歯が腫れている気がする」「他院で抜歯をすすめられたけど迷っている」
そんな方は、一度当院のセカンドオピニオンをご利用ください。
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参考文献
※1: Nibali et al. (2021). Long‑term prognosis of teeth with class III furcation involvement
※2: Avila et al. (2014). Longevity of multi‑rooted teeth with furcation involvement
※3: Miyamoto et al. (2017). Tooth loss risk in patients without regular periodontal therapy
