ガミースマイルの治し方は?原因別の治療法とクラウンレングスニングを池袋の歯科医師が解説
笑ったときに歯茎が見える「ガミースマイル」が気になる方へ
「笑うと上の歯茎が大きく見える」
「写真を撮るとき、口元を隠してしまう」
「歯が小さく、歯茎が目立って見える」
「矯正治療をしたのに、ガミースマイルが残っている」
このようなお悩みを持つ方は少なくありません。
笑ったときに上の歯茎が目立って見える状態は、一般的にガミースマイルと呼ばれます。歯科では、過剰な歯肉露出を意味する「エクセッシブ・ジンジバル・ディスプレイ」と表現することもあります。
ガミースマイルは病気ではなく、必ず治療しなければならないものでもありません。歯茎が見える量や、どの程度気になるかには個人差があり、治療を希望するかどうかは患者さんご本人の価値観によって異なります。
一方で、口元が気になって自然に笑えない、歯が実際より短く見える、歯と歯茎の左右差が目立つといった場合には、歯科治療によって改善できる可能性があります。
ただし、ガミースマイルの原因は一つではありません。
歯茎だけを整えればよいケースもあれば、矯正治療が必要なケース、歯周形成外科と矯正治療を組み合わせるケースもあります。適切な治療を選択するためには、最初に原因を見極めることが重要です。
本記事では、池袋のグランドメゾンデンタルクリニックが、ガミースマイルの原因と治療方法、歯肉切除とクラウンレングスニングの違いについて、実際の症例を交えながら解説します。
ガミースマイルとは?
ガミースマイルとは、笑った際に上顎前歯の上にある歯茎が目立って見える状態のことです。
一般的には、笑顔のときに歯茎が1〜2mm程度見えることは、必ずしも不自然ではないとされています。一方、歯茎の露出量が多くなると、歯よりも歯茎へ視線が集まりやすくなり、ガミースマイルとして認識される場合があります。
ただし、何mm見えたら必ず治療が必要、という明確な基準があるわけではありません。
同じ露出量でも、次のような要素によって口元の印象は変わります。
- 上の前歯の長さと幅
- 歯茎の左右差
- 歯並び
- 上唇の長さ
- 笑ったときの上唇の動き
- 歯と唇の位置関係
- 顔全体とのバランス
- 歯の色や形
- 笑顔の大きさ
そのため、歯茎の露出量だけを測定して治療を決めるのではなく、歯・歯茎・骨・唇・噛み合わせを総合的に評価することが大切です。
ガミースマイルの主な原因
ガミースマイルの原因は、大きく分けると次のように分類できます。
- 歯が歯茎に覆われて短く見える
- 歯茎が厚い、または増殖している
- 上唇が短い、あるいは大きく動く
- 上顎の前歯が下方に位置している
- 上顎骨が垂直方向に長い
- 複数の原因が重なっている
実際には、一つだけではなく、歯茎・歯の位置・口唇の動きなど、複数の要因が重なっていることも少なくありません。
1.歯が歯茎に覆われて短く見える
歯の大きさ自体は正常でも、歯冠の一部が歯茎に覆われ、見えている歯の部分が短くなっていることがあります。
このような状態の一つが、受動的萌出の異常・遅延です。
永久歯が生えた後、通常は歯茎の縁が適切な位置へ移動し、歯冠の大部分が見えるようになります。しかし、歯茎が歯冠側に残っていると、前歯が四角く短い形に見え、歯茎の露出量も多く感じられます。
このタイプでは、歯肉整形やクラウンレングスニングによって歯の見える範囲を広げることで、歯と歯茎の比率を整えられる可能性があります。
2.歯茎が厚い、または増殖している
歯肉の厚みや量が多いことも、ガミースマイルの原因になります。
歯茎が厚くなる背景には、もともとの歯周組織の形態だけでなく、炎症、清掃状態、薬剤の影響、矯正装置周囲の磨き残しなどが関係することがあります。
歯肉に炎症や腫れがある場合は、すぐに形を整えるのではなく、まずクリーニングや歯周病治療によって炎症を改善する必要があります。
炎症が落ち着いた後も歯茎の量が多い場合に、歯肉切除やクラウンレングスニングを検討します。
3.上唇の動きが大きい
普段は歯茎が目立たなくても、笑ったときに上唇が大きく上がることでガミースマイルになることがあります。
これは、上唇を引き上げる筋肉の働きが強い、いわゆる上唇挙筋群の過活動が関係するタイプです。
この場合、歯や歯茎の形だけを整えても、上唇の動きが原因として残ることがあります。状態によっては、ボツリヌストキシン治療や口唇の位置を調整する治療が検討されます。
ただし、ボツリヌストキシンによる改善は一般的に一時的であり、効果の程度や持続期間には個人差があります。筋肉の動きが主な原因かどうかを診断してから選択することが重要です。
4.上の前歯が下方に位置している
上顎前歯が下方へ位置している、あるいは前歯と歯茎が一緒に下方へ移動している場合、笑ったときに歯茎が見えやすくなります。
噛み合わせが深い、前歯が過剰に萌出しているといった状態を伴うこともあります。
このようなケースでは、歯肉だけを切除すると歯が長くなりすぎたり、原因が十分に改善されなかったりする可能性があります。
矯正治療によって前歯を上方へ移動させる「圧下」や、歯列全体の位置関係を整える治療が必要になることがあります。
5.上顎骨が垂直方向に長い
上顎骨が垂直方向に長く発達している場合も、ガミースマイルの原因になります。
骨格的な要因が大きいケースでは、歯茎の処置だけでは改善できる範囲に限界があります。
軽度から中等度であれば、矯正治療やアンカースクリューを利用した圧下などを検討することがあります。骨格的な影響が強いケースでは、顎矯正手術を含めた診断が必要になる場合もあります。
6.複数の原因が重なっている
ガミースマイルは、歯茎だけ、筋肉だけ、骨格だけが原因とは限りません。
例えば、
- 前歯が歯茎に覆われて短い
- 上唇が大きく動く
- 前歯がやや下方に位置している
- 歯並びにも問題がある
といった要因が重なっていることがあります。
この場合は、矯正治療後にクラウンレングスニングを行うなど、複数の治療を段階的に組み合わせます。
ガミースマイルは放置しても問題ありませんか?
ガミースマイルそのものは、多くの場合、直ちに健康を損なう病気ではありません。
ご本人が気にならず、歯茎や噛み合わせにも問題がなければ、必ずしも治療する必要はありません。
ただし、次のような状態を伴っている場合は、一度歯科医院で検査を受けることをおすすめします。
- 歯茎が腫れている
- 歯磨きで出血する
- 歯が極端に短く見える
- 歯茎の高さに左右差がある
- 前歯の噛み合わせが深い
- 笑ったときだけでなく、口を閉じにくい
- 矯正後も口元の突出感や歯茎の露出が気になる
- 歯茎が年々厚くなっている
- 被せ物と歯茎の境目が不自然に見える
歯肉炎や歯周病による腫れが原因の場合は、見た目の治療より先に、炎症を改善する必要があります。
ガミースマイルの主な治療方法
ガミースマイルの治療法は、原因によって異なります。
代表的な治療方法は次のとおりです。
| 主な原因 | 検討される治療 |
|---|---|
| 歯肉が歯を覆っている | 歯肉整形、歯肉切除、クラウンレングスニング |
| 歯肉の炎症や増殖 | 歯周基本治療、歯肉切除 |
| 前歯の位置や噛み合わせ | 矯正治療 |
| 上唇の動きが大きい | ボツリヌストキシン治療、口唇移動術など |
| 上顎骨の垂直的な過成長 | 矯正治療、顎矯正手術 |
| 歯の形や左右差 | ダイレクトボンディング、ラミネートベニア、セラミック治療 |
| 複数の原因 | 矯正・歯周形成外科・審美修復の併用 |
ここからは、それぞれの治療方法を詳しく説明します。
歯肉整形・歯肉切除
歯肉整形は、歯を覆っている余分な歯肉を調整し、歯茎のラインや左右差を整える治療です。
骨の位置が適切で、歯肉のみを調整すればよいケースでは、比較的少ない処置で改善できる可能性があります。
ただし、歯茎を切ればすべてのガミースマイルが改善するわけではありません。
歯を支える骨が歯冠側に位置している場合、歯肉だけを切除すると、治癒後に歯茎が元の位置に近づいたり、歯周組織へ負担がかかったりする可能性があります。
そのため、歯肉切除が適しているか、骨の調整を伴うクラウンレングスニングが必要かを、事前に診断します。
クラウンレングスニング(歯冠長延長術)
クラウンレングスニングとは、歯の見えている部分である「臨床的歯冠」を長くする治療です。
日本語では歯冠長延長術と呼ばれます。
ガミースマイルの改善を目的として行う場合は、余分な歯肉を整えるだけでなく、必要に応じて歯槽骨の位置や形態も調整します。
歯の根元には、歯槽骨・結合組織・上皮などから構成される歯周組織があります。骨と歯肉の位置関係を考えずに歯肉のみを過度に切除すると、治癒後の後戻りや炎症につながる可能性があります。
そのため、クラウンレングスニングでは、歯と骨、歯肉の位置関係を確認し、歯周組織が安定しやすい形態を設計します。
クラウンレングスニングが向いている可能性がある方
- 前歯が歯茎に覆われて短く見える
- 歯の幅に対して高さが短い
- 歯茎のラインに左右差がある
- 笑ったときの歯茎の露出が気になる
- 受動的萌出の異常が疑われる
- 矯正後も歯が短く見える
- セラミック治療前に歯茎のラインを整えたい
- 歯と歯茎の比率を改善したい
クラウンレングスニングだけでは改善が難しいことがある方
- 上唇の動きが主な原因
- 上顎骨の垂直的な長さが主な原因
- 上の前歯が大きく下方へ位置している
- 歯を長くすると不自然な形になる
- 歯根が短い
- 歯周病が進行している
- 歯肉や骨の厚みが十分でない
- 笑ったときだけでなく、安静時にも口が閉じにくい
このような場合は、矯正治療やほかの治療を優先した方がよいことがあります。
歯肉切除とクラウンレングスニングの違い
患者さんからよくいただく質問が、歯肉切除とクラウンレングスニングの違いです。
歯肉切除
主に歯肉の量や形を整える処置です。
骨を調整せずに歯肉のみを切除するため、骨と歯肉の距離が十分に確保されているケースに適しています。
クラウンレングスニング
歯肉に加え、必要に応じて歯槽骨も調整します。
歯槽骨が歯の頭側に近い場合や、歯茎の後戻りを考慮する必要がある場合に選択されます。
つまり、見た目には似た治療でも、骨の位置を変える必要があるかどうかが大きな違いです。
治療法を決めるには、歯周ポケットの検査、歯肉の厚み、歯の形、骨の位置などを確認する必要があります。
矯正治療
歯の位置や噛み合わせがガミースマイルに関係している場合は、矯正治療を検討します。
例えば、上の前歯が下方に位置しているケースでは、歯を上方へ移動させる圧下によって、歯と歯茎の位置を一緒に改善できることがあります。
治療方法としては、
- ワイヤー矯正
- マウスピース型矯正装置
- アンカースクリューを併用した矯正
- 外科的矯正治療
などがあります。
矯正治療によって歯並びを整えた後、歯茎のラインや歯冠の長さを微調整する目的でクラウンレングスニングを行うこともあります。
当院でも、インビザラインによる歯列矯正とクラウンレングスニングを組み合わせ、歯並びと歯・歯茎のプロポーションを整えた症例があります。
ダイレクトボンディング・ラミネートベニア・セラミック治療
ガミースマイルの治療後、歯の形や大きさ、左右差が気になる場合には、歯の形態を整える治療を併用することがあります。
選択肢には次のようなものがあります。
ダイレクトボンディング
歯科用コンポジットレジンを歯へ直接接着し、歯の形や隙間を整える治療です。
削る量を抑えやすい一方、経年的な変色、摩耗、欠け、脱離が起こる可能性があります。
ラミネートベニア
歯の表面を必要な範囲で削り、薄いセラミックを接着する治療です。
歯の色や形を大きく整えられますが、歯を削る必要があり、脱離や破折の可能性もあります。
セラミッククラウン
歯全体を被せ物で覆い、色や形、歯軸を整える治療です。
すでに大きな被せ物が入っている場合や、歯質の欠損が大きい場合に検討します。健康な歯をガミースマイル改善だけの目的で大きく削ることは、慎重に判断する必要があります。
ボツリヌストキシン治療
笑ったときの上唇の動きが大きいケースでは、上唇を引き上げる筋肉の働きを弱める目的で、ボツリヌストキシン治療が行われることがあります。
外科処置と比較すると身体的負担を抑えやすい方法ですが、効果は一時的です。
また、注入量や位置によっては、
- 笑顔の左右差
- 表情の違和感
- 口元の動かしにくさ
- 発音や飲食時の違和感
などが生じる可能性があります。
上唇の筋肉が主な原因ではない場合、十分な改善が得られないこともあります。
口唇移動術
口唇移動術は、上唇の内側の粘膜を調整し、笑った際に上唇が上がる範囲を制限する外科処置です。
上唇の動きが大きいケースで検討されることがありますが、術後の違和感、瘢痕、後戻りなどの可能性があります。
すべての歯科医院で行われている治療ではなく、適応を慎重に判断する必要があります。
顎矯正手術
上顎骨が垂直方向に大きく発達しているなど、骨格的な要因が強いガミースマイルでは、顎矯正手術が治療候補になる場合があります。
顎の骨を移動することで、歯・歯茎・口唇の位置関係を大きく改善できる可能性がありますが、入院や全身麻酔を伴うことがあり、身体的・経済的な負担も大きくなります。
軽度の症状に対して行う治療ではなく、矯正歯科や口腔外科を含む専門的な診断が必要です。
ガミースマイル治療の診査・診断
当院では、歯茎が見えるという現象だけで治療法を決めるのではなく、原因を確認してから治療計画を立てます。
1.笑顔と安静時の口元を確認
笑ったときだけでなく、力を抜いた状態や会話時の口元も確認します。
特に、
- 上唇がどの程度上がるか
- 左右差があるか
- 安静時に前歯がどの程度見えるか
- 口を閉じるときに力が入るか
などを評価します。
2.歯の大きさと形を確認
歯の幅と高さのバランスを確認します。
歯が本当に小さいのか、歯茎に覆われて短く見えているのかによって治療法が変わります。
3.歯茎の状態を確認
歯肉の厚み、炎症、左右差、歯周ポケット、出血の有無などを確認します。
炎症がある場合は、まず歯周基本治療を行います。
4.骨の位置を確認
必要に応じて、歯周組織検査や画像検査を行い、歯槽骨と歯肉の位置関係を確認します。
骨の位置によって、歯肉切除だけで対応できるか、骨整形を伴うクラウンレングスニングが必要かが変わります。
5.歯並びと噛み合わせを確認
前歯の位置、噛み合わせの深さ、歯列の傾きなどを評価します。
歯の位置が原因の場合は、矯正治療を先に行った方が自然な結果につながることがあります。
クラウンレングスニングの治療の流れ
治療内容は症例によって異なりますが、一般的には次のように進みます。
1.カウンセリング
どの部分が気になるか、どの程度の変化を希望されているかを確認します。
「歯茎をまったく見えなくしたい」のか、「歯を少し長く見せたい」のかによっても設計が変わります。
2.口腔内検査・写真撮影
歯肉の状態、歯の形、歯並び、噛み合わせ、笑顔を記録します。
必要に応じて、レントゲンやCTなどの画像検査を行います。
3.歯周基本治療
歯肉に炎症がある場合は、クリーニングやセルフケア指導を行います。
炎症が残った状態では歯肉の位置が安定しにくいため、健康な状態へ整えてから外科処置を行います。
4.治療範囲の設計
前歯一本ずつの長さ、歯茎の高さ、左右差、笑顔とのバランスを考えて切開線を設計します。
5.局所麻酔
治療部位へ局所麻酔を行います。
麻酔時には針を刺す刺激がありますが、処置中の痛みに配慮して進めます。
6.歯肉・歯槽骨の調整
診断に基づき、余分な歯肉を整えます。
骨の位置が歯冠側に近い場合は、歯周組織の安定を考慮して歯槽骨を調整します。
7.縫合
歯肉を適切な位置に戻し、必要に応じて縫合します。
8.術後の確認・抜糸
術後の出血、腫れ、感染の有無などを確認します。
抜糸の時期は処置内容や治癒状態によって異なります。
9.経過観察
歯茎は治癒に伴って位置や形が変化します。
最終的な形が安定するまで経過を確認し、必要に応じて微調整します。
2回法のクラウンレングスニングとは?
歯肉や骨が厚いケース、左右差を細かく調整したいケースでは、処置を2段階に分けることがあります。
代表的には、
- 1回目に歯肉を開き、骨を適切な位置と形態へ調整する
- 骨と歯肉の治癒・安定を確認する
- 2回目に歯肉の高さや左右差を細かく整える
という方法です。
一度で処置する方法より治療期間や通院回数が増えますが、治癒後の歯茎の位置を確認してから最終調整できることが特徴です。
当院では、矯正後も歯茎の露出が気になっていた30代女性に対し、歯肉と骨の厚みを考慮して2回法のクラウンレングスニングを行った症例があります。治療期間は6か月、費用は28万円と掲載しています。実際の費用は治療範囲や処置内容によって異なります。
池袋院で行ったガミースマイル治療症例
以下は、グランドメゾンデンタルクリニック池袋で行った治療例です。
治療結果には個人差があります。すべての方に同じ結果が得られるものではありません。
症例1|20代女性・クラウンレングスニングによる歯肉整形
治療前

治療後
笑ったときに歯茎が見えることを以前から気にされていた患者さんです。
歯肉と歯の位置関係を診査し、クラウンレングスニングによって歯茎のラインと歯の見える範囲を整えました。
- 年代:20代
- 性別:女性
- 主訴:笑ったときに歯茎が見える
- 治療内容:クラウンレングスニング
- 治療期間:1日
- 費用:32万円
- 主なリスク:知覚過敏など
詳しい治療内容は、池袋院症例ページ
「【20代女性】ガミースマイルを改善する(歯肉整形)」をご覧ください。
内部リンクボタン
ガミースマイルの歯肉整形症例を詳しく見る
症例2|30代女性・矯正治療とクラウンレングスニング
治療前

治療後
歯並びだけでなく、笑った際に歯茎が見えることを気にされていた患者さんです。
インビザラインによる歯列矯正で歯の位置関係を整えた後、クラウンレングスニングによって歯と歯茎のプロポーションを調整しました。
- 年代:30代
- 性別:女性
- 主訴:笑うと歯茎が見える
- 治療内容:インビザライン、クラウンレングスニング
- 治療期間:12か月
- 費用:100万円
- 主なリスク:後戻り、歯根吸収、術後の腫れ・痛みなど
詳しい治療内容は、池袋院症例ページ
「【30代女性】笑うと歯茎が出てしまう【歯列矯正、クラウンレングスニング】」をご覧ください。
矯正とクラウンレングスニングの症例を見る
症例3|30代女性・矯正後のガミースマイルを2回法で改善
治療前

治療後
他院で矯正治療を終えた後も、笑ったときの歯茎の露出と口元のボリューム感が気になっていた患者さんです。
歯肉と骨に厚みがあり、歯が歯茎の中に埋もれて見える状態でした。
一度で歯肉と骨を整えるのではなく、最初に骨の形態を調整し、治癒後に歯肉のラインを整える2回法のクラウンレングスニングを行いました。
- 年代:30代
- 性別:女性
- 主訴:矯正後も笑ったときの歯茎の露出が気になる
- 治療内容:2回法のクラウンレングスニング
- 治療期間:6か月
- 費用:28万円
- 主なリスク:後戻り、腫れ、痛み、出血、知覚過敏など
詳しい治療内容は、池袋院症例ページ
「【30代女性】ガミースマイルに対してクラウンレングスニングを行った症例【歯周形成外科】」をご覧ください。
2回法のクラウンレングスニング症例を見る
ガミースマイル治療の痛み・腫れ・ダウンタイム
クラウンレングスニングは、局所麻酔を使用して行います。
処置中の痛みには配慮しますが、麻酔が切れた後に、痛み、腫れ、出血、違和感が生じることがあります。
術後に起こり得る症状
- 痛み
- 腫れ
- 出血
- 歯肉の赤み
- 歯が長くなったように感じる
- 一時的な知覚過敏
- 歯と歯の間が広く見える
- 発音や食事の違和感
- 歯肉の左右差
- 後戻り
治療範囲や骨の処置の有無によって、腫れやダウンタイムは異なります。
術後しばらくは、治療部位を強く触ったり、硬いものを噛んだりすることを控えていただきます。
クラウンレングスニングのリスクと注意点
クラウンレングスニングには、次のようなリスクがあります。
- 術後の痛み、腫れ、出血
- 感染
- 知覚過敏
- 歯根の露出
- 歯が長く見えすぎる
- 歯と歯の間の隙間が目立つ
- 歯肉の左右差
- 瘢痕
- 治癒の遅延
- 歯茎の後戻り
- 清掃方法の変化
- 歯周組織への影響
- 再調整が必要になる可能性
歯周病が進行している歯、歯根が短い歯、歯肉や骨が薄いケースなどでは、適応できないことがあります。
また、治療直後の歯茎の形が、そのまま最終的な形になるとは限りません。歯肉は治癒に伴って変化するため、経過観察が必要です。
ガミースマイル治療の費用について
ガミースマイル治療の費用は、原因と治療範囲によって異なります。
例えば、
- 歯肉のみを整える
- 骨の調整を伴う
- 1本単位か、前歯全体か
- 1回法か2回法か
- 矯正治療を併用する
- ダイレクトボンディングやセラミックを併用する
といった違いによって費用が変わります。
当院の症例ページには、クラウンレングスニング7万5千円、2回法28万円、矯正治療との併用100万円の症例を掲載していますが、これらは各症例に対して実際に行った治療の費用です。現在の料金や患者さんごとの総額とは異なる場合があります。
検査後に必要な治療内容と費用をご説明し、同意をいただいたうえで治療へ進みます。
ガミースマイル治療でよくある質問
Q1.ガミースマイルは歯茎を切れば治りますか?
すべてのケースで歯茎を切れば改善するわけではありません。
歯肉が歯を覆っていることが主な原因であれば、歯肉整形やクラウンレングスニングが有効な可能性があります。
一方、上唇の動き、前歯の位置、上顎骨の形態が主な原因の場合は、歯肉だけを整えても十分な改善が得られないことがあります。
Q2.歯肉切除とクラウンレングスニングは同じですか?
厳密には異なります。
歯肉切除は主に歯茎を調整する処置です。クラウンレングスニングは、必要に応じて歯肉に加えて歯槽骨も調整します。
骨と歯肉の位置関係を確認して治療法を選択します。
Q3.治療すると歯が長くなりすぎませんか?
治療範囲が大きすぎると、歯が長く見えすぎる可能性があります。
そのため、歯の幅と高さの比率、左右の歯とのバランス、笑顔での見え方を確認して設計します。
患者さんが希望する変化量についても、治療前に確認します。
Q4.クラウンレングスニングは後戻りしますか?
治癒の過程で歯茎の位置が変化したり、一定程度歯冠側へ戻ったりすることがあります。
骨と歯肉の位置関係、歯肉の厚み、術式、セルフケア、炎症などが関係します。
後戻りの可能性を抑えるため、診断に基づいた処置と術後の経過観察が重要です。
Q5.矯正治療とクラウンレングスニングは、どちらを先に行いますか?
一般的には、歯の位置を大きく動かす必要がある場合、矯正治療を先に行います。
歯並びと歯の位置が整った後に、歯茎の高さや左右差をクラウンレングスニングで調整します。
ただし、治療内容によって順序は変わるため、最初に全体の治療計画を立てる必要があります。
Q6.矯正後でもガミースマイルは治療できますか?
治療できる可能性があります。
矯正後も、歯が歯茎に覆われて短く見える場合や、歯肉の高さに左右差がある場合は、クラウンレングスニングが選択肢になります。
ただし、前歯の位置や骨格に原因が残っている場合は、再矯正を含めた検討が必要になることもあります。
Q7.ボツリヌストキシン治療とクラウンレングスニングの違いは何ですか?
ボツリヌストキシン治療は、主に上唇を引き上げる筋肉の働きを一時的に弱める治療です。
クラウンレングスニングは、歯肉や歯槽骨を調整し、歯の見える長さを変える外科処置です。
原因が異なるため、単純にどちらが優れているというものではありません。
Q8.セラミックでガミースマイルを治せますか?
歯の形や長さの調整には有効なことがありますが、歯茎の露出そのものをセラミックだけで改善できるとは限りません。
健康な歯を必要以上に削ることは避け、歯肉・骨・歯の位置を診断したうえで治療法を選ぶことが重要です。
Q9.治療後すぐに通常どおり食事できますか?
処置内容によって異なります。
麻酔が効いている間は、頬や唇を噛んだり、熱いものによるやけどをしたりするおそれがあるため、食事を控えていただくことがあります。
治療部位では硬いものや刺激の強いものを避け、医院からの指示に従ってください。
Q10.ガミースマイルの相談だけでも受診できますか?
可能です。
検査を受けたからといって、必ず治療を受ける必要はありません。
原因、治療方法、改善できる可能性と限界、リスク、期間、費用を確認したうえで検討していただけます。
ガミースマイルは原因に合った治療を選ぶことが重要です
ガミースマイルは、見た目が似ていても原因は患者さんごとに異なります。
歯肉が歯を覆っているケースであれば、歯肉整形やクラウンレングスニングが適している可能性があります。
一方で、歯の位置や噛み合わせが関係していれば矯正治療、上唇の動きが関係していれば筋肉へのアプローチ、骨格的な要因が強ければ外科的治療を検討することがあります。
大切なのは、最初から「歯茎を切る」「矯正する」と決めるのではなく、
- 歯の形
- 歯茎の位置と厚み
- 歯槽骨の位置
- 歯並び
- 噛み合わせ
- 上唇の長さと動き
- 顔全体とのバランス
を確認することです。
グランドメゾンデンタルクリニック池袋では、歯周形成外科だけでなく、矯正治療、ダイレクトボンディング、セラミック治療なども含め、口元全体を診査したうえで治療方法をご提案します。
笑ったときの歯茎や、歯が短く見えることが気になる方は、一度ご相談ください。
監修者情報
監修:歯科医師 生野 誠
医療法人社団 結 代表
グランドメゾンデンタルクリニック
経歴
- 2014年 九州歯科大学卒業
- 慶應義塾大学病院 歯科・口腔外科にて研修
- 日本口腔外科学会 認定医
歯周形成外科、矯正治療、精密根管治療、審美修復、インプラント治療など、複数分野を組み合わせた包括的な治療に取り組んでいます。
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