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2025.05.30

【池袋で短期集中歯科治療】通院回数を減らしたい方へ|静脈内鎮静にも対応

「仕事が忙しく、何度も歯医者に通うことが難しい」

「海外赴任や帰国までに、できる範囲の治療を終わらせたい」

「治療しなければいけない歯が何本もある」

「歯医者が怖く、できるだけ通院回数を少なくしたい」

このような患者さんに対して、グランドメゾンデンタルクリニックでは、症例に応じて短期集中歯科治療を検討しています。

短期集中治療とは、単純に治療を「急いで終わらせる」ことではありません。

最初に必要な検査と診断を行い、治療の優先順位を決めたうえで、1回の治療時間を十分に確保し、同日に行える処置を計画的にまとめることで、必要以上に通院回数を増やさないことを目指します。

また、歯科治療に強い不安や恐怖がある場合には、全身状態や治療内容を評価したうえで、静脈内鎮静法を併用できる場合があります。

今回は、短期集中歯科治療の考え方と静脈内鎮静法について、実際に「1か月後に海外へ帰国する」という期限があった患者さんを2回の通院で治療した症例とともにご紹介します。

短期集中歯科治療とは?

短期集中歯科治療は、1回あたりの治療時間を通常より長く確保し、同日に行える処置をまとめることで通院回数を抑える治療方法です。

例えば、

・複数の虫歯がある
・抜歯とその後の処置が必要
・仮歯や補綴治療が必要
・根管治療を含む複数の処置が必要
・海外赴任や帰国などで通院できる期間が限られている

といった場合に検討します。

ただし、すべての治療を一度に行えるわけではありません。

重要なのは、「早く治療すること」ではなく「治療の順番を設計すること」です。

短期集中治療でも「治癒に必要な時間」は短縮できません

短期集中治療について、特に知っておいていただきたいことがあります。

それは、

通院回数を減らすことと、生体の治癒期間を短縮することは別

ということです。

例えば、

・抜歯後の組織の治癒
・インプラントと骨の結合
・歯周組織の治癒
・骨造成後の治癒
・矯正による歯の移動

などには、それぞれ必要な期間があります。

これらを無理に短縮することはできません。

短期集中治療では、必要な治癒期間を無視するのではなく、同日に行える処置をまとめたり、治療の順番を工夫したりすることで通院回数をできるだけ減らすことを目指します。

短期集中治療で重要なのは「治療設計」

複数の歯に問題がある場合、目についた歯から順番に治療すると、かえって通院回数が増えてしまうことがあります。

そのため当院では、まず口腔内全体を評価し、

① 現在の問題を把握する

↓

② 緊急性の高い治療を判断する

↓

③ 保存できる歯・保存が難しい歯を診断する

↓

④ 同日に行える治療を整理する

↓

⑤ 仮歯や最終的な修復まで含めて治療順序を決める

という流れで治療計画を立てます。

特に治療できる期間が限られている場合には、「何をするか」だけではなく「何を、いつ、どの順番でするか」が重要になります。

歯医者が怖い方には静脈内鎮静法も選択肢の一つ

「長時間の治療が怖い」

「歯を削る音や振動が苦手」

「治療中に緊張してしまう」

「過去の歯科治療がトラウマになっている」

など、歯科治療に強い不安を感じる方もいらっしゃいます。

このような場合には、全身状態や治療内容などを評価したうえで、静脈内鎮静法を検討できる場合があります。

静脈内鎮静法とは?

静脈内鎮静法は、点滴から鎮静薬を投与し、不安や緊張を和らげ、リラックスした状態で歯科治療を受けていただく方法です。

患者さんによっては、うとうとした状態になったり、治療中の記憶が部分的に残りにくくなったりすることがあります。

ただし、全身麻酔とは異なります。

また、静脈内鎮静法そのものが歯の痛みを完全になくす方法ではありません。

痛みを伴う処置では、必要に応じて局所麻酔を併用します。

静脈内鎮静法にもリスクがあります

静脈内鎮静法は、不安や恐怖に配慮して歯科治療を行うための方法の一つですが、すべての患者さんに適応できるわけではありません。

使用する薬剤によって、

・呼吸への影響
・血圧や循環への影響
・眠気
・ふらつき
・吐き気

などが生じる可能性があります。

そのため、既往歴、服用している薬、全身状態などを確認したうえで適応を判断します。

鎮静後は眠気やふらつきが残る場合があるため、治療当日の自動車・バイク・自転車などの運転はできません。

治療内容や全身状態によっては、静脈内鎮静法を行えない場合もあります。

【症例】1か月後に海外へ帰国|2回の通院で治療を行ったケース

ここからは、実際に当院で行った短期集中治療の症例をご紹介します。

患者さん

60代女性

主訴

左下奥歯の破折。

また、1か月後にカナダへ帰国する予定があり、限られた期間の中で治療を希望されました。

歯科治療に対する強い恐怖もあり、できるだけ通院回数を抑えたいというご希望がありました。

診断と治療計画

患歯の状態を診査した結果、保存することが難しい状態であると判断しました。

一方で、帰国まで約1か月という時間的な制約があります。

そこで、

・必要な外科処置
・抜歯後の組織への対応
・仮歯
・最終的な補綴治療
・帰国までに確保できる治療日

を逆算して治療計画を立てました。

本症例では、治療内容と患者さんのスケジュールを評価した結果、2回の通院で治療を進める計画としました。

1回目|抜歯・抜歯窩への処置・仮歯まで計画的に実施

保存が難しい歯を抜歯し、抜歯後の状態を評価したうえで必要な処置を行いました。

また、最終的な補綴治療までの期間も考慮し、プロビジョナルレストレーション(仮歯)を用いて、形態や噛み合わせを確認しました。

短期集中治療では、単純に複数の処置を詰め込むのではなく、次の治療につながるところまで1回の治療で進めることがポイントになります。

抜歯後補綴前処置

2回目|状態を確認し、最終的な修復へ

初回治療後の組織の状態を確認し、必要な調整を行ったうえで最終的な修復治療を進めました。

本症例では、患者さんの帰国時期に合わせて治療計画を立てることで、限られた期間の中で必要な治療を進めることができました。

ブリッジセット後

「2回で治療できる」はすべての患者さんに当てはまりません

今回の症例では2回の通院で治療を進めることができましたが、短期集中治療を行えば誰でも2回で治療が終了するわけではありません。

必要な通院回数は、

・治療する歯の本数
・虫歯や歯周病の程度
・根管治療の必要性
・抜歯の有無
・治癒状態
・補綴治療の内容
・患者さんの全身状態

などによって異なります。

治療回数を少なくすること自体を目的にして、必要な診断や治癒期間を省略することはありません。

短期集中治療はどんな方に向いている?

例えば、

・仕事が忙しく何度も通院することが難しい
・海外在住で日本に滞在できる期間が限られている
・海外赴任・転勤までに治療を進めたい
・遠方から通院している
・複数の歯を治療する必要がある
・歯科治療への恐怖が強く、通院回数をできるだけ減らしたい

といった方では、短期集中治療を検討できる場合があります。

ただし、治療内容によっては複数回の通院や一定の治癒期間が必要です。

まず現在の状態を診断し、どこまで治療をまとめられるかを判断します。

複数の治療が必要な場合も、口腔内全体から治療順序を考えます

多数の歯に問題がある場合には、

・虫歯治療
・精密根管治療
・歯周治療
・抜歯
・インプラント
・矯正
・補綴治療

など複数の治療が必要になることがあります。

このような場合、個々の歯を別々に治療するだけではなく、口腔内全体の最終的な状態から逆算して治療順序を決めることが重要です。

短期集中治療でも同様です。

「早く終わらせる」ことを優先するのではなく、

診断 → 治療設計 → 必要な治療をまとめる

という順序を大切にしています。

よくある質問

Q. 短期集中治療なら1日ですべて治療できますか?

治療内容によります。小さな処置を複数まとめられる場合もありますが、根管治療、抜歯後の治癒、インプラント、歯周治療などでは複数回の処置や治癒期間が必要になる場合があります。

Q. 静脈内鎮静をすれば眠ったまま治療できますか?

静脈内鎮静法は全身麻酔とは異なります。鎮静の程度には個人差があり、うとうとした状態になることがあります。治療中の記憶が部分的に残りにくくなる場合もあります。

Q. 静脈内鎮静をすれば痛みはありませんか?

静脈内鎮静は主に不安や緊張を和らげるために行います。痛みを伴う歯科処置では、必要に応じて局所麻酔を併用します。

Q. 歯医者が怖いのですが相談できますか?

はい。歯科治療への恐怖の程度や、何に不安を感じるのかは患者さんによって異なります。まずは現在の状態を確認し、治療方法や進め方を相談します。

歯科恐怖症について詳しくはこちらをご覧ください。

URL:
https://www.grand-maison.tokyo/gm-blog/post-114/

Q. 海外在住でも治療できますか?

日本に滞在できる期間と必要な治療内容によります。限られた期間ですべての治療を完了できない場合もありますので、検査・診断後に治療可能な範囲とスケジュールをご説明します。

池袋で短期集中歯科治療をご希望の方へ

短期集中歯科治療で大切なのは、単純な「スピード」ではありません。

限られた通院回数の中で、何を・どの順番で治療するかを設計することです。

仕事が忙しい。

遠方から通っている。

海外赴任や帰国までの期限がある。

歯科治療が怖く、何度も通院することが難しい。

患者さんによって事情は異なります。

グランドメゾンデンタルクリニックでは、まず口腔内全体を診断し、必要な治療と優先順位を整理します。

そのうえで、1回の治療時間を確保して同日に行える処置をまとめたり、必要に応じて静脈内鎮静法を検討したりすることで、治療の質や必要な治癒期間を省略するのではなく、無駄な通院を減らすことを目指します。

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この記事の監修

グランドメゾンデンタルクリニック
歯科医師 生野 誠

2014年 九州歯科大学卒業。
慶應義塾大学病院 歯科・口腔外科にて研修。
日本口腔外科学会 認定医。

虫歯・根管治療・歯周治療・口腔外科・インプラント・矯正・補綴など複数の治療が必要な症例において、個々の処置だけではなく、口腔内全体から治療の優先順位と順序を設計することを重視しています。

参考文献

  1. Armfield JM, Heaton LJ. Management of fear and anxiety in the dental clinic: a review. Australian Dental Journal.2013;58(4):390-407.
  2. Appukuttan DP. Strategies to manage patients with dental anxiety and dental phobia: literature review. Clinical, Cosmetic and Investigational Dentistry. 2016;8:35-50.
  3. American Society of Anesthesiologists. Practice Guidelines for Moderate Procedural Sedation and Analgesia 2018. Anesthesiology. 2018;128(3):437-479.
  4. Japanese Dental Society of Anesthesiology. 静脈内鎮静法に関するガイドライン等を参照し、患者さんの全身状態・処置内容に応じて適応を判断します。