歯が折れた時の対処法、ダイレクトボンディング
歯が折れてしまった患者さんです。外傷で歯が欠けたときの治療の流れ
歯が欠けてしまったとき、コンポジットレジンによる修復の大きな魅力は、できるだけ歯を削らずに、失われた部分だけを元の形に戻せることです。
一方で、色や形、透明感、表面の質感まで細かく再現する必要があるため、術者の技術や経験によって仕上がりが大きく左右される、技術的な難易度の高い治療でもあります。
そのため当院では、こうした細かな審美的修復については自費診療として時間をかけて行っています。
初診時

術中

治療終了時

初診・1日目
まず、歯の状態を詳しく確認します。
歯の神経が見えている場合は、神経をできるだけ残せるよう処置を行います。
そのうえで、歯の形を模型上で再現し、どのような形に戻すのが自然なのかを考えます。
同日に、欠けてしまった部分をコンポジットレジンでできるだけ元の形に近づけ、見た目も回復します。
2日目
周りの歯をよく観察しながら、歯の色を細かく確認します。
また、完成する歯の形を模型上で確認し、歯の長さや幅、隣の歯とのバランスなどを具体的に決めていきます。
3日目
これまでに確認した色や形、周りの歯とのバランスをもとに、最終的な修復を行います。
最後に形や噛み合わせを細かく確認し、表面を丁寧に磨いて仕上げます。
コンポジットレジンの魅力は、ただ「欠けた部分を埋める」ことではありません。
その人本来の歯の形や色、質感を観察し、それを必要な部分だけに再現していくこと。
歯をできるだけ残しながら、まるで最初からそこにあったような自然な歯を目指せることが、コンポジットレジンによる修復の醍醐味です。
そして、自由度が高いからこそ、術者の観察力、技術、経験が仕上がりに大きく反映される治療でもあります。
保険診療の範囲で行う修復とは異なり、審美性を追求したコンポジットレジン修復では、十分な時間を確保し、診査・設計・色合わせ・形態の調整・研磨まで、一つひとつの工程を丁寧に行うことを大切にしています。
| 担当医 |
荻原太郎 |
| 主訴 |
歯が折れた |
| 期間 |
1週間-2週間 |
| 費用 |
7万円〜13万/本 |
| 治療内容 |
ダイレクトボンディングによって修復 |
| 治療に伴うリスク |
経年的な変色の可能性。
修復部の破折や脱落。 |