症例をご確認いただけます|池袋駅西口徒歩5分・豊島区池袋の歯科医院「グランドメゾンデンタルクリニック」

症例 Cases

残根に対して抜歯即時インプラント埋入を行った症例

他院で保存が難しい状態と判断された残根に対して、見た目と噛み合わせをできるだけ自然に回復したいというご相談で来院されました。

残根の周囲には炎症や清掃不良が起こりやすい環境があり、さらに小帯が高い位置に付着していたため、インプラント治療後の歯肉の安定性や見た目にも配慮が必要なケースでした。

治療前

歯肉の状態

治療後

本症例では、残根を抜歯した後、同日にインプラントを埋入する抜歯即時インプラント埋入を行いました。

ただインプラントを入れるだけでは、歯肉のラインや歯間乳頭の形が不自然になってしまうことがあります。特に前歯・小臼歯部など見た目に関わる部位では、インプラントの位置・角度・深度、周囲の骨や歯肉の扱いが仕上がりに大きく影響します。

今回は大規模な骨造成や大きなグラフト処置を行うのではなく、
小帯の高位付着への対応、フラップマネージメント、骨整形、インプラントポジションの調整を丁寧に行うことで、できるだけ自然な歯肉形態を目指しました。

治療のポイント

1. 小帯の高位付着に配慮した軟組織マネージメント

小帯が高い位置に付着していると、歯肉が引っ張られやすくなり、治療後の歯肉ラインや清掃性に影響することがあります。

本症例では、インプラント周囲の歯肉が安定しやすいように、小帯の付着位置や軟組織の動きを確認しながら処置を行いました。

2. 骨の形を整え、歯間乳頭の再現を意識

インプラント治療では、歯そのものだけでなく、周囲の歯肉の立ち上がりや歯と歯の間の歯肉、いわゆる歯間乳頭の形が自然さを左右します。

今回は抜歯後の骨の形を確認し、必要な範囲で骨整形を行うことで、最終的な被せ物が自然に立ち上がるような環境づくりを意識しました。

3. 大規模な骨造成に頼らない、低侵襲な設計

骨が大きく不足している場合には骨造成が必要になることもありますが、本症例では大規模なグラフトや骨造成を行わず、既存の骨形態を活かした治療計画を立てました。

その分、インプラントの角度・深度・位置には細かい調整が必要になります。骨の中にただ入れるのではなく、最終的な歯の形、歯肉のライン、清掃性まで逆算して埋入位置を決定しました。

4. インプラントの角度と深度へのこだわり

インプラントは、数mmの位置の違いが仕上がりに影響します。

浅すぎると被せ物の立ち上がりが不自然になり、深すぎると清掃性や歯肉の安定に影響することがあります。また、角度が不適切だと、被せ物の形態や噛み合わせにも無理が出やすくなります。

本症例では、残っている骨の形態を確認しながら、最終補綴を見据えた位置・角度・深度でインプラントを埋入しました。

治療結果

治療後は、周囲の歯肉との調和を考慮した自然な仕上がりを目指しました。

大規模な骨造成や大きな移植処置を行わずとも、
小帯処理、フラップマネージメント、骨整形、インプラントポジションの精密なコントロールによって、歯肉の形態や歯間乳頭に配慮した治療が可能となる場合があります。

もちろん、すべてのケースで抜歯即時埋入が適応できるわけではありません。骨の状態、感染の程度、歯肉の厚み、噛み合わせ、審美的な要求度を総合的に判断することが重要です。

担当医コメント

残根に対するインプラント治療では、「抜いてインプラントを入れる」だけでなく、抜歯後の骨と歯肉をどのように扱うかが非常に重要です。

特に今回のように小帯の高位付着があるケースでは、歯肉が引っ張られる力を考慮しながら、将来的に清掃しやすく、自然に見える形を目指す必要があります。

大きな処置を加えるのではなく、必要な部分に必要なだけ介入する。
その積み重ねが、自然なインプラント治療につながると考えています。

このような方はご相談ください
• 歯が根だけ残っている、残根と言われた
• 抜歯後にインプラントを検討している
• できるだけ自然な見た目にしたい
• 大きな骨造成はできれば避けたい
• 前歯・小臼歯部のインプラントで見た目が不安
• 池袋で精密なインプラント治療を相談したい

まとめ

残根に対する抜歯即時インプラント埋入では、単にインプラントを埋入するだけでなく、歯肉・骨・小帯・補綴形態まで含めた総合的な設計が必要です。

本症例では、小帯の高位付着への対応、骨形態の調整、歯間乳頭の再現を意識したフラップマネージメント、そしてインプラントの角度・深度にこだわることで、自然な仕上がりを目指しました。

池袋で残根や抜歯後のインプラント治療をご検討の方は、グランドメゾンデンタルクリニックへご相談ください。
担当医 生野誠
主訴 残すのは難しいと言われてそのままにしていた。
期間 6ヶ月(3ヶ月で仮歯装着)
費用 60万
治療内容 インプラント治療
治療に伴うリスク 腫れ、痛み、出血、感染、インプラント周囲炎、骨結合が得られない可能性、歯肉退縮、補綴物の破損・脱離など

関連症例

インプラント

Ⅱ級開咬と咬合崩壊に対し、矯正・歯周形成外科・インプラント・審美修復を行った全顎治療症例

担当医
生野誠
主訴
転倒して前歯が折れたため、治してほしい。
期間
2年6ヶ月
※治療期間は歯周組織や骨の状態、矯正治療の進行、治癒反応などによって異なります。
費用
総額 約3,600,000円(税込)

費用には、矯正治療、インプラント治療、歯周形成外科、セラミック修復、ダイレクトボンディングなどを含みます。

※検査内容、使用材料、治療する歯の本数、骨や歯肉の状態によって費用は異なります。
治療内容
1.破折した前歯の応急処置

転倒によって破折した前歯に対し、まずダイレクトボンディングによる応急的な修復を行いました。

見た目と日常生活への影響を早期に改善したうえで、口腔内全体の精密検査を行い、包括的な治療計画を立案しました。

2.歯周病治療と口腔内環境の改善

矯正治療やインプラント治療を安全に進めるため、歯周基本治療を行い、歯肉の炎症やプラークコントロールの改善を図りました。

3.ワイヤー矯正とマウスピース矯正

ワイヤー矯正とマウスピース矯正を組み合わせ、Ⅱ級傾向を伴う開咬と歯列の改善を行いました。

前歯部の被蓋関係を整え、前歯や犬歯が顎運動を誘導するアンテリアガイダンスを付与することで、奥歯に集中していた咬合負担の分散を図りました。

4.結合組織移植術によるルートカバー

歯肉退縮と歯周組織の菲薄化が認められた部位には、結合組織移植術(CTG)を行いました。

露出した歯根面の被覆を図るとともに、歯肉に厚みを持たせ、長期的に安定しやすい歯周環境を目指しました。

5.保存困難歯の抜歯とインプラント治療

エンド・ペリオ病変や歯根破折によって保存が困難と判断した以下の3歯を抜歯し、インプラント治療を行いました。

* 右上7番
* 左下7番
* 右上4番

右上7番と左下7番には、奥歯の咬合支持を回復する目的でインプラントを埋入しました。

右上4番は、アンテリアガイダンスが不足していたことで、本来とは異なる咬合負担を担っていた可能性があり、歯根破折を認めたため抜歯後にインプラント治療を行いました。

これにより、臼歯部のバーティカルストップを確保し、咬合の安定を図りました。

6.前歯部の審美修復と不良補綴物の改善

矯正治療終了後、歯列や咬合に合わせて最終的な修復治療を行いました。

* 右上2番:セラミック修復
* 右上1番:セラミック修復
* 左上1番:セラミック修復
* その他の修復部位:ダイレクトボンディング

不適合な補綴物を改善し、歯の形態、色調、歯列との調和を整えるとともに、前歯部のガイドが機能するように咬合調整を行いました。



治療結果

* 転倒によって破折した前歯の形態を改善
* 開咬の改善
* 前歯部へのアンテリアガイダンスの付与
* 奥歯に集中していた咬合負担の分散
* インプラントによる臼歯部のバーティカルストップの確保
* 歯肉退縮部のルートカバー
* 歯周組織の厚みの改善
* 不適合な補綴物の改善
* 前歯部の審美性と機能性の改善
* 口唇を閉じやすい状態への改善

患者様からは、治療後に口が閉じやすくなり、顔貌の変化を感じるとともに、以前より眠りやすくなったとのご感想をいただきました。
治療に伴うリスク
矯正治療

* 歯の移動に伴い、痛みや違和感が生じることがあります。
* 装置の装着中は、発音や食事、清掃がしにくくなる場合があります。
* 清掃状態が不十分な場合、虫歯や歯肉炎、歯周病のリスクが高くなります。
* 歯根吸収や歯肉退縮が生じる可能性があります。
* 治療後に保定装置を適切に使用しない場合、後戻りする可能性があります。
* 顎関節や筋肉に一時的な症状が生じる場合があります。

インプラント治療

* 外科処置後に、痛み、腫れ、出血、内出血が生じることがあります。
* 骨や全身状態によっては、インプラントが骨と結合しない場合があります。
* 上顎洞、神経、血管などの周囲組織を損傷する可能性があります。
* 清掃状態や噛み合わせによって、インプラント周囲炎が生じることがあります。
* インプラントや上部構造が破損する可能性があります。
* 天然歯と同様に、長期的な維持には定期的なメンテナンスが必要です。

結合組織移植術

* 移植部および採取部に、痛み、腫れ、出血、内出血が生じることがあります。
* 歯肉の形態や色調が完全に左右対称にならない場合があります。
* 歯肉退縮を完全に被覆できないことがあります。
* 術後に再度歯肉退縮が生じる可能性があります。

セラミック修復・ダイレクトボンディング

* セラミックやレジンが欠けたり、割れたり、脱離したりする場合があります。
* ダイレクトボンディングは、経年的に変色や摩耗が生じることがあります。
* 歯を削る処置によって、術後に知覚過敏が生じる場合があります。
* 歯髄の状態によっては、将来的に根管治療が必要になる可能性があります。
* 強い歯ぎしりや食いしばりがある場合、修復物の破損リスクが高くなります。

全顎的な咬合治療

* 顎位や噛み合わせの変化に慣れるまで、違和感が生じる場合があります。
* 治療後も歯ぎしりや食いしばりなどの習癖によって、歯や修復物に負担がかかる可能性があります。
* 治療結果や治癒経過には個人差があり、すべての患者様に同様の結果を保証するものではありません。
  • 2026-08-03